Vol. 36 ジャクリーン・ケネディ・オナシス(1929-1994)
オナシスが贈ったジュエリーは数百万ドル!
ジャクリーン・ブーヴィエはニューヨーク州、サザンプトン生まれ、裕福な上流階級の環境で育ち、ヴァッサー大学に進み、ジョージワシントン大学を卒業します。
1952年、タイム・ヘラルド紙のカメラマンとして働いていたときにマサセッチューセッツ州選出の上院議員だったジョン・F・ケネディのインタビューを担当したことで出会い、1953年に結婚します。ケネディが第35代アメリカ合衆国大統領になったとき、上品なファーストレディーとして脚光を浴びました。
1963年にケネディが暗殺されてから5年後、彼女はギリシャの海運王で億万長者のアリストテレス・オナシスとの再婚し世界をアッと言わせます。ジャッキーとの結婚に際し、裕福なオナシスは「顕著な消費」という言葉に新しい意味を与えました。結婚して1年目だけでオナシスがジャッキーに贈ったジュエリーは410万ドルにも上ったそうです。その中には100万ドルのルビーとダイヤモンドのイヤリングもありました。
ジャッキーが贈られたジュエリーの中で最も有名なものは、サファイア、ダイヤモンド、ルビーのそれぞれが、月、地球、アポロ11号を表したというイヤリングです。これはオナシスがデザインしたもので、アテネのゾロタス・ジュエリーの会社から結婚後のオナシスの愛顧に対してジャッキーに贈られました。
ケネディとオナシスの関係は次第に冷えていきましたが、オナシスが亡くなる1975年まで一緒に過ごしました。ジャッキーは後年、ニューヨークで編集人を務めるなどしていましたが、1994年に亡くなりました。