エメラルド Emerald (5月の誕生石)
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鉱物名: ベリル(緑柱石)
モース硬度: 7.5~8
主な産出国: コロンビア、ブラジル、ロシア、ザイールなど
宝石言葉: 清廉、幸福、夫婦愛
誕生石: 5月
守護石: 牡牛座
エメラルドは「宝石の女王」とも「女王の宝石」とも呼ばれています。もっとも希少なものは純粋な緑色またはわずかに青がかった緑色。「キズのないエメラルドを手に入れるのは、欠点のない人を探すよりも難しい」という諺のとおり、ほとんどに内包物(専門用語でインクルージョン)がある宝石です。宝石をルーペで拡大すると、閉じこめられた結晶が形づくる模様が見えます。エメラルドはベリルという鉱物の仲間で、独特の神秘的なグリーンを発色させているのはクロム成分です。ベリルにはほかの色もあり、水色はアクアマリン、ピンクはモルガナイトと呼ばれています。
古代人はエメラルドが眼力と精神力をとぎすますと信じ、とても大切にしました。その緑色はもっとも目が疲れにくい色だからです。というわけで、エメラルドは眼病予防、精神安定剤、不老不死の宝石とされています。
古くからエメラルドは幸運と富の象徴でした。また、持ち主に未来を予見するパワーを与えるという言い伝えから、中世には予言に用いられ、旅人にとっては道中の災難や危険から免れるためのお守りでした。古代のローマ人は、この宝石を愛と美の女神ヴィーナス(アフロディテ)に捧げたそうです。クレオパトラがこの宝石を愛していたのは有名な話で、自分の名前をつけた鉱山を持っていたほどです!もっとも、エジプトがエメラルドの産地だったのは遠い昔のお話です。現在、主な産地はコロンビア、ブラジルなどです。